日本の再エネ電力比率は、2020年度で約19.8%です。また再エネ発電設備容量は世界第6位、太陽光発電は世界第3位です。そして地熱発電は世界第3位の豊富な地熱資源量を持ちながら、発電設備容量は現在約60万kWと資源量に対する割合は世界的に見ても低く、再エネ全体の割合でも主要国にくらべると高くありません。

東北・北海道は地熱発電のポテンシャルが非常に高い地域であり、鹿角はその中心に位置しています。
当社の加工するケーシングパイプは、高い評価から東北・北海道の地熱開発のほとんどの現場で使われているほか、遠くは九州の現場でも使用されています。
全国的な少子高齢化による労働力不足から、ドリリングツールスのメンテナンスを行える企業が縮小する中、当社ではメンテナンスに必要な資格や機材を新たに導入し事業の拡大に取り組んでいます。

また、地熱発電はCO2排出量がほぼゼロで、天候などの自然条件に左右されず安定的に発電できる「ベースロード電源」として持続可能な再エネ発電であり、また、発電に使用した熱水をハウス栽培などの2次利用による地域産業の振興、持続可能な社会づくりに貢献できます。